コミュニケーション

「褒めて伸ばす」のは良くない?「認めて伸ばす」を意識しよう!

昔に比べて「褒めて伸ばす」という言葉がよく使われる時代になりました。

しかし、「褒めるだけだと調子に乗ってしまうんじゃないの?」と感じている人も多いはずです。

褒められた方は気分も良くなったとしても、褒めるだけで人は伸びるんでしょうか?

「褒めて伸ばす」は可能性を狭くする

当ブログでも、「子供や部下の良いところを見つけて褒める」ということを再三繰り返してきました。

しかし、当記事では「褒めて伸ばすのは可能性を狭くする」と断言します。

「今まで言ってたことと矛盾してない?」とお叱りになりたい気持ちも重々承知しています。

今回は「正しく褒めないと意味がないどころか逆効果」だということを伝えるために、当記事を書きました。

本題に入りますが、みなさんは子供や部下をどのように褒めていますか?

「〇〇ちゃんは本当に賢いね」

「△△君は要領がいいから助かるよ」

このように褒めると最初は嬉しそうにするものの、だんだん慣れてきて言うことをきかなくなったり言われたことしかやらなくなったりすることってありませんか?

ここで注目してほしいのが、褒めている内容です。

それぞれ「頭がいい」「能力がある」ということを褒めていますよね?

察しのいい方はお気づきでしょう。

「頭がいい」「能力がある」と褒められることで、「自分には才能があるから努力なんてしなくてもいい」という感情が無意識で芽生えてしまうんです。

アメリカのローゼンタール氏が行った実験で「ピグマリオン効果」という心理法則がありますが、ざっくり言うと「親や上司の言葉や接し方によって、子供や部下は自分が思い込んだ通りの姿になっていく」ということ。

つまり、この法則通りになると、親や上司が褒めることで子供や部下は本当に頭のいい(能力のある)人間に変わっていくという意味になります。

しかし、現実はそんな簡単にはいきません。

なぜなら、先程も出てきたように褒めることによって「自分には才能があるから努力なんてしなくてもいい」という感情が湧いてくるからです。

新しいことに挑戦しなければ、本当に頭のいい(能力のある)人間になんてなれませんよね。

ここで「天才はどうなんだ」という議論はなしにして、現状よりも成長していくということを考えたときに「本当に褒めることで人は伸びるのか」という疑問にぶち当たってしまいます。

そこでこの疑問を解決するためには、「継続して努力していくこと」や「新しいことに怖がらずに挑戦すること」を後押しするアプローチが必要になってくるんですね。

「認めて伸ばす」ことで可能性を広げる

「認めて伸ばす」ってあまり聞き慣れない、と感じた人も多いはずです。

でも、やることは「褒めて伸ばす」と同じで、褒める部分を変えるだけ!

簡単に説明すると、「褒めて伸ばすは結果を褒める、認めて伸ばすは過程を褒める」ということです。

事実かどうかは別として、親や上司が「頭がいい」「能力がある」と言うのは、求めていた成果を達成できたから出てきた言葉ですよね。

これはできなかった人に対して「何でできなかったんだ!」「どうして同じ失敗をするんだ!」と親や上司が怒ってしまう行為と何ら変わりません。

要するに、今起こっていること(結果)に対して、根拠のない理由付けをしているだけなんです。

親や上司の主観による具体性のない意見でしかないんですよ。

一方で、「計算ドリルを何度も繰り返したから、掛け算の意味が理解できたんだね」とか「優先順位を決めて行動できたから企画書が間に合ったんだな」という風に、子供や部下が努力した部分を認めてあげるのはどうでしょうか?

この「努力した部分」というのは、しっかり観察できていれば「ここ!」という風に具体的に言葉にできるでしょう。

しかし、最初は難しいと思うので推測で構いません。

この「しっかり見てくれているんだ!」と、子供や部下に安心してもらうことが大切なんです。

認めて伸ばすことはチャレンジ精神も育む

今回は、褒めるよりも認めることの重要性をお伝えしました。

おそらく「頭がいい」「能力がある」と言われることで、プレッシャーを感じてしまう人が多いのではないでしょう?

だって、一度ハードルを上げられたら「失敗できない」じゃないですか。

こうして子供や部下は、新しいことに挑戦する気持ちを削られていくんです。

同じ褒めるなら、「〇〇くんの今回のやり方は良かったから、次も同じようにやってみよう」という風に、次につながる声がけをしてみませんか?

失敗してもいいから多くの過程を経験することで、物怖じしないチャレンジ精神を育めるはずです。

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