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忙しい人こそ有酸素運動がおすすめ!運動によって得られる3つのメリット

有酸素運動は体に良いと聞くけれど、「忙しくて運動する時間がない」という人は多いはず。

しかし、運動には時間を作ってでもやった方がいいメリットがたくさんあります。

私がランニングにハマるきっかけになった1冊の本を5年ぶりに読み返してみて、あらためて有酸素運動のすごさを思い知らされました。

今回は「忙しい人こそ有酸素運動をしてほしい」と、心の底から湧き上がってくる理由を書いていきます。

忙しい人こそ有酸素運動がおすすめな理由

私が5年ぶりに読んだ本とは、『脳を鍛えるには運動しかない!』という書籍です。

最初に読んだ時のきっかけは忘れてしまいましたが、運動が脳に与える影響を様々な研究や実験結果によって裏付けされていて、当時はものすごく運動したい衝動に駆られたのを思い出します。

『脳を鍛えるには運動しかない!』を読む前にも、毎日3キロ程度のランニングを約3年続けていたのですが、不動産営業に転職してからは多忙な日々を送るうちにランニングから足が遠のいていました。

忙しい中で『脳を鍛えるには運動しかない!』と出会い、「このままじゃいかん!」とランニングを再開したんです。

その後、スポーツトレーナーとして働くようになってからは「心と体のつながり」について勉強するようになり運動が脳や心にどのような影響を与えるのかを辿っていった結果、『脳を鍛えるには運動しかない!』に戻ってきたのです。

あらためて読み返してみると、5年前に読んだ時には頭に入ってこなかったワードが脳に面白いくらい染み込んでくるんですよね。

今まではお客さんから「忙しくて時間がないから運動できません」と言われたら、「忙しいなら仕方ないですね」というやり取りが普通でした。

でも、今なら「忙しくても時間を作って運動した方が絶対にいいです!」と断言できます。

運動によって得られる3つのメリットとは?

「忙しいから運動できない」と言わせてしまっていたのは、運動にどんなメリットがあるのか伝えきれていなかったから。

『脳を鍛えるには運動しかない!』の冒頭も、以下の一文から始まります。

運動すると気分がすっきりすることはだれでも知っている。けれども、なぜそうなるのかわかっている人はほとんどいない。

引用元:脳を鍛えるには運動しかない! 著者 ジョン・J・レイティ、エリック・ヘイガーマン 訳 野中 香方子

最初は「○ヶ月で○キロ痩せる!」という目標を立てて頑張るものの、日々の忙しさに追われたときに削られるのが運動なんですよね。

では、「なぜ、忙しい人こそ有酸素運動がおすすめ」なのでしょうか?

今回は、忙しくても運動をすることによって得られる3つのメリットについてお伝えします。

1.運動することで学習効果がアップする

授業の前に激しい運動をした生徒の方が成績が良いと聞いたらどう思いますか?

「そんなはずはない。授業中に居眠りして怒られるのがオチだ!」と考える人が多いでしょう。

私も「ある実験」を知るまでは、そう思っていました。

「ある実験」とは、イリノイ州のネーパーヴィル203学区の志願した生徒に対して、最大心拍数の80~90%の間で運動を行ってから1時限目の授業に参加する「0時限」というプログラム。

「授業の前にそんな激しい運動をしたら疲れて勉強にならないんじゃ?」と考えるのが普通です。

しかし、実験結果は以下のようになりました。

学期の最後に、リテラシーの授業を選択した生徒のリーディング力と理解力をテストしたところ、朝寝坊を優先して普通の体育にしか出なかった生徒たちの成績は10.7%の向上にとどまったが、「0時限」の授業に出た生徒たちは17%もの伸びを見せた。

引用元:脳を鍛えるには運動しかない! 著者 ジョン・J・レイティ、エリック・ヘイガーマン 訳 野中 香方子

引用した実験結果だけ読んでも「集められた生徒が元々成績優秀だっただけでしょ?」と思うはず。

そこで『脳を鍛えるには運動しかない!』を読み進めていくと、脳も筋肉と同じで鍛えていかないと衰えていき、使えば使うほど成長していくことが明らかになっていきます。

脳を鍛えるためには神経伝達物質や神経化学物質のバランスを整えていくことが大切で、体を使って脳をベストな状態に持っていく働きをしてくれるのが有酸素運動なんです。

重要なので繰り返しますね!

「体を使って脳をベストな状態に持っていく働きをしてくれるのが有酸素運動」です。

この「体を使って脳をベストな状態に持っていく」というのがポイントで、脳トレではなく運動で脳をトレーニングしていくことによって様々なメリットが得られると著書では主張しています。

日本でも有酸素運動に関する研究が行われていました。

頭のキレを保つには、有酸素運動をどのくらいすればいいかについて、小規模ながら科学的根拠の確かな研究が日本で行われた。それによると、30分のジョギングを週にほんの2、3回、それを12週間つづけると、遂行能力が向上することが確認された。

引用元:脳を鍛えるには運動しかない! 著者 ジョン・J・レイティ、エリック・ヘイガーマン 訳 野中 香方子

遂行能力とは、何かを成し遂げるために使う力のことで、高ければ高いほど「仕事ができる人」として活躍できるでしょう。

この研究ではジョギングを行っていますが、エアロビクスやダンスなどの複雑な動きが必要な有酸素運動の方が効果的とのこと。

確かにジムのマシンを使ったウォーキングやランニングは雨の日でもできるのがメリットですが、単調で飽きやすいのがデメリットといえるでしょう。

一方でエアロビクスやダンスは様々な動きを覚えるので脳への刺激になり、仲間との交流も深めやすいのでおすすめです。

「体を使って脳をベストな状態に持っていく」というのは、結果を出したいビジネスマンにとって、喉から手が出るくらい欲しいのではないでしょうか?

ベストに近いパフォーマンスが、1回30分程度の有酸素運動で手に入るとしたら…。

始めないと損ですよね!

2.運動でストレス発散になる

運動がストレス発散になるというのは、何となくイメージできると思います。

しかし、「なぜ運動をするとストレス発散になるのか?」を理解している人は少ないはず。

この答えについても、著書内で明確に記されています。

脳はグルコースの大量消費者で、重さは体重のおよそ3%しかないのに、全身が使う燃料の20%を消費する。だが、脳には燃料を蓄える場所がないので、きちんとはたらきつづけるには、コルチゾールがグルコースを安定供給しなければならないのだ。

引用元:脳を鍛えるには運動しかない! 著者 ジョン・J・レイティ、エリック・ヘイガーマン 訳 野中 香方子

当ブログ、朝起きて疲れが残っている人は読むべき!「毎日のカラダが楽になる 最高の疲労回復法」でも説明していますが、「コルチゾール」とはストレスや疲れの原因を和らげてくれるもの

ストレスで脳がフル回転していると脳がグルコース(糖)を要求するため、足りない分を脂肪として蓄えるように指令を出します。

ストレスにさらされている状態だと、脳はストレスを処理することだけにエネルギーを独占してしまうため、新しいことを記憶したり過去の記憶を思い出したりすることにエネルギーが回らなくなってしまう。

これが慢性的なストレスと肥満につながっていきます。

有酸素運動をすると、脳のストレスが体のストレスに切り替わった状態になるんですね。

脳のストレスは考えれば考えるほど底なし沼にはまってしまいますが、体のストレスは最初は苦しくても終わった後に気持ちのいい汗と爽快感が全身を包み込んでくれるでしょう。

ただでさえストレスに晒されやすい現代人にとって、ストレスと上手く付き合う方法を知っているのと知らないのでは雲泥の差です。

ストレスを受けた時の対処法を知りたい人は、以下の記事を読んでから運動すると、よりストレス発散しやすくなるはずです。

そして、運動によってストレスが発散できるようになると、次のような効果が期待できると著書で述べられています。

定期的に有酸素運動をすると体のコンディションが安定するので、ストレスを受けても、急激に心拍数が上がったり、ストレスホルモンが過剰に出たりしなくなる。少々のストレスには反応しないようになるのだ。

引用元:脳を鍛えるには運動しかない! 著者 ジョン・J・レイティ、エリック・ヘイガーマン 訳 野中 香方子

ストレスは自分でコントロールできればストレスではなくなります

筋トレをすると少しずつ筋肉が太くなっていくのと同じで、脳も少しずつストレスに対する耐性が高まっていくでしょう。

ただし、いきなり30分のランニングを習慣にするのはハードルが高いですよね。

ましてや社会人になってから全然運動していないという人には、ウォーキングすらも抵抗があるのではないでしょうか?

そこで体を慣らしていくために、通勤電車を使う際に階段を使って移動するのがおすすめです。

今までエレベーターに乗っていた人にとっては、結構な運動になるはず。

もし余裕があるなら、自宅から駅までのバス通勤を徒歩に変えたり1つ前の駅から降りて歩いたりするのも、通勤時間を有効に使えます。

好きな音楽を聴きながら歩くことでリフレッシュできて、普段よりも余裕を持って出勤できるでしょう。

特に、朝のウォーキングを行うと遂行能力がアップするため、朝からスッキリとした気持ちで仕事に臨めるはず。

ウォーキング中に普段は気づかなかった景色に癒されたり、気になるカフェなどを発見できたりという副産物も期待できます。

もし、「久々に動いて膝が痛い」と感じた人は、以下の記事を読むといいですよ!

3.運動でホルモンバランスを整える

働き盛りのビジネスマンは「忙しくて運動する時間がない」と感じていると思いますが、主婦や子育て中のママさんも同じだと思います。

ビジネスマンはストレスが溜まったら同僚と飲みに行くこともできますが、主婦や子育て中のママさんは外に出られる機会も限られてストレス発散ができないということも多いのではないでしょうか?

家事や育児に追われている中で、「有酸素運動をしましょう」と言われても難しいと思います。

しかし、時間がないからといって全く運動をしないとストレスが溜まっていくし、ちょっとしたことでイライラしやすくなってしまうでしょう。

時間が取れない人は1日5分でもいいので、体を動かすことを習慣化することでストレス発散につながります。

無理に運動をしなくても、掃除や洗濯、子どもを抱っこして寝かしつけるのも結構な運動になるので、以下の記事を読むと「日常生活を運動に変えるコツ」がわかるとおもいますよ!

ちなみに、気分が落ち込んでしまうのは、神経伝達物質やホルモンバランスの乱れが原因といわれています。

特に、女性の場合は生理・妊娠・出産・閉経など、女性ホルモンの増減が気分や体調に影響し、生活に支障をきたしてしまうときもあるでしょう。

妊娠中につわりや嗜好の変化でつらい思いをした人も多いはず。

出産後も睡眠時間が削られ、頭がボーっとした中で家事と育児に追われているママさんもたくさんいるのではないでしょうか?

出産前は運動をしていた人も、出産後は運動する時間なんてないと嘆く声をよく耳にします。

私のクライアントさんでも、出産や育児の忙しさで運動の習慣を手放さざるを得なくなった人が多く、とても悲しくなりました。

おそらく、運動から離れていった人たちは家事と育児がどんどん忙しくなってきて、ストレスは減るどころか爆発寸前。

育児のストレスをわかってもらえず、悔しい思いをしながら頑張るしかないのはつらすぎます。

著書内にも、産後の運動について以下のように書かれていました。

赤ちゃんが生まれたらできるだけ早く、できれば2、3週のうちに運動の習慣を再開すべきだということだ。矛盾しているように思えるかもしれないが、体を動かすと疲れが取れる。

引用元:脳を鍛えるには運動しかない! 著者 ジョン・J・レイティ、エリック・ヘイガーマン 訳 野中 香方子

また妊婦の運動について、アメリカ産婦人科学会(ACOG)のガイドラインでも「健康な妊婦は中程度の運動を毎日30分するのが望ましい」と推奨されています。

中程度とはどんな運動かというと、著書内でこのような区分けがされていました。

低強度(ウォーキング)は、具体的に最大心拍数の55~65%、中強度(ジョギング)は65~75%、高強度(ランニング)は75~90%の運動を指す。

引用元:脳を鍛えるには運動しかない! 著者 ジョン・J・レイティ、エリック・ヘイガーマン 訳 野中 香方子

「運動をしなければ!」と考えてしまうとかえってストレスになってしまうので、決して無理はしないようにしましょう。

有酸素運動はストレス発散にいい

現代人は体の疲れよりも脳を酷使しているといえます。

特に、仕事や育児でストレスにさらされていると、疲れがいつまでたっても回復しません。

それでも頑張らなきゃと無理をしてしまうと、心身の不調につながっていきます。

病気やメンタルの不調になってしまうと、回復するのに時間がかかってしまう。

今は頑張れても突然倒れてしまったら、自分が苦しいのはもちろん、職場の人たちや大切な家族や子どもに迷惑が掛かってしまうでしょう。

だから体調を崩してしまう前に、1日30分の有酸素運動をして心身の健康を維持していくことが大切です。

ストレスがない状態であれば、普段は1時間かかっていた仕事も30分で終わるかもしれません。

また、赤ちゃんが泣き止まずなかなか寝てくれなくても、いつもより優しい気持ちで接することができるはずです。

目の前の仕事のプレッシャーや子育てのストレス自体は消えなくても、運動によって気持ちがポジティブになったら景色がいつもよりきれいに見えるようになるでしょう。

私も仕事や育児のことで思い悩んだ時こそ、ランニングをするようにしています。

仕事と育児の両立だとなかなか時間をとるのは大変ですが、時間を作るだけの価値は十分あります。

最後にこれだけは言わせてください。

「忙しくても時間を作って運動した方が絶対にいいです!」

いきなり1日30分の運動はハードルが高いと思った人は、普段の買い物を自転車から徒歩に変えてみるなど、できそうなところから始めてみるのはいかがでしょうか?

運動は体にいいとは言うけれど「運動なんてずいぶんしてないから無理だよ…」という人は、以下の記事がおすすめです。

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