メンタル

なぜ運の良い悪いが存在するのか?「残り物には福がある」について考える

「もう食べられるイチゴがないので、明日はキャンセルでお願いします」

1ヶ月前から予約していて楽しみにしていたイチゴ狩り。

レンタカーも予約して準備を進めているさなか、こんな一方的な電話がかかってきたらあなたはどうするでしょうか?

残り物どころか何もない?

冒頭でのお話は、私が先日体験したことです。

だいたいの人は「うわぁ、ツイてないよ…」と思うでしょう。

私も一瞬、頭の中が真っ白になり、「えっ、あなた何言ってるんですか?」という言葉が喉元まで出かけました。

まずは真っ白になった頭を事実で埋める必要があると感じ、私は真相を確かめることにしました。

「本当に食べられるイチゴはないんでしょうか?一体何があったんです?」

まずイチゴ園で何かとんでもないことが起こったんじゃないかと思いました。

以前、GWで栃木にイチゴ狩りに行った時、オープン前に誰かがハウスの中に忍び込んで当日分のイチゴを食い荒らしていたということがあったのです。

当然イチゴは食べられず、怒りや悔しさよりも気持ちだけすっぽりと飛んでいってしまったかのような脱力感を抱きながら、そのままイチゴ園を後にしました。

ただ運が悪かったのか?

無念から丸3年、気持ちの整理がついて「リベンジを果たす時が来た」と意気込んでいたんです。

それがこの仕打ちですよ、たまんないですよね。

今回も同じような状況を想像して「またか…」と胸の中が不安で埋め尽くされました。

しかし、よく聞いてみると「特別なお客様が来られて、翌日分のイチゴまで食べてしまったんです…」とのこと。

イチゴどろぼうの被害にあったわけじゃなかったけれども、「何だ?その特別なお客様って?」という疑問が浮かびました。

こっちは1ヶ月前から予約しているわけだし、他のお客さんも私達と同じく早めに予約して楽しみにしていた人がほとんどでしょう。

遠方から来る人達もいるはずなのに、「事前に予約している人達よりも大事なお客さんって何なんだ?」という苛立ちが湧いてきました。

しかし、その怒りもすぐに収まることとなります。

電話越しに対応してくれた方が「今回予約した13時は、おそらく食べられるイチゴはない可能性がありますが、もし11時半に間に合うようであれば食べられます」と提案してくれたのです。

さらに今回は迷惑をかけてしまったこともあって、一人100円引きしてくれるとのこと。

渋滞しそうで間に合うかは微妙な時間帯でしたが、もうすでに予定も組んでいたのでお願いすることにしました。

そしてスタッフさんは、今回の事情についてこのように話し出します。

「今日フードファイターのような集団が来て、一人200個も食べていったんです。翌日分のイチゴまで手を付けていたので声をかけようとしたのですが止めるに止められず、手を合わせて祈るしかありませんでした」

ハウスのイチゴを一網打尽にされていくのを見て、何もできなかった無念さが伝わってきました。

物腰が柔らかく丁寧な対応が好印象だったため、詳しく話を聞いてみると「スタッフさんにも予測できなかったことで困っているんだな」と伝わってきたのです。

イチゴ園も「時間内で食べ放題」と謳っているので「そろそろ勘弁してください」とは言えないのが難しいところ。

特にGWともなれば「早いもの勝ち感」がハンパないです。

今回は「じゃらん」での評価も高く、園の方の対応も好印象だったことから、予定通り現地に向かうことにしました。

刻々と過ぎていく時間と残り物との戦い

高速道路を快調に走っていると、電光掲示板に「25km渋滞」の文字が…。

GWなので嫌な予感はしていましたが、やはり的中しました。

渋滞にはまってしまい車は全く動かず、予定時刻が近づいてきて焦り始めます。

「渋滞にはまってしまったので、このままだと到着が13時頃になってしまうかもしれません」と園に連絡を入れると「遅れるのは全然構いませんが、食べられるイチゴはほとんどないかもしれません」とのこと。

渋滞を先読みしてレンタカーの時間を変更しておかなかった私のミスですが、渋滞にはまってしまったら動き出すのを待つしかありません。

一度は焦ってしまったものの、妻と友人たちも「GWだから仕方ないよね」と言ってくれたおかげで「なるようにしかならないか!」とゆっくり行くことにしたのです。

ようやく長い渋滞を抜け出して園に到着したのが13時10分。

「イチゴはもうないだろうな…」と諦めて受付に行くと、スタッフさんから「まだ大丈夫ですよ!」との声が。

しかも、自家製の飲み物を用意してくれて待っていてくれたのです。

その後、ハウスに案内されて「この2列はイチゴが残っているので、40分でたくさん食べてください」とアナウンスされました。

諦めつつもイチゴを探してみると…意外とあるじゃないですか!

大きいイチゴは食べつくされていましたが、小ぶりでも熟していて甘いイチゴがあったんです。

みなさん大きいイチゴには目が行きやすいですが、奥にあったり小ぶりだったりするイチゴはスルーしてしまうんですね。

私はどっちかというと「ほとんどが甘くて大きなイチゴでハズレ無し」よりも、「誰も注目しないようなイチゴを探し当てて、おいしかったときの感動を楽しむ」方がたまりません。

もう一つ、今回は私達しかお客さんはいませんでした。

もし11時半に間に合っていたら、他のお客さんと一緒にハウスを回ることになり、自分のペースでイチゴを探せなかったと思います。

今まで「残り物には福がある」は「出遅れた人への慰め」のような気がしてイマイチ好きになれませんでした。

しかし、今回の経験で「残り物には福がある」はまんざらでもないなと感じました。

私は今までを振り返ってみると「本当に人に恵まれているなぁ」と感じます。

今回のイチゴ狩りは、いろんなことが重なって結果的に楽しい時間を過ごすことができました。

もし「もう食べられるイチゴがないので、明日はキャンセルでお願いします」と電話が来た瞬間、頭ごなしにクレームをつけてしまったら、今回のような経験はできなかったでしょう。

焦らず冷静に事実を確認することによって、「意外なおこぼれ」をもらえるのかもしれませんね!

ちなみに今回予約したのは、シェルファームさんというイチゴ園です。

園入口の芝生には遊具が置いてあり、池には金魚やカメもいるため、小さいお子様も飽きずにたくさん遊べます。

また、しゃがまずに立ったままイチゴを食べられるため、腰痛持ちの方も安心。

他のイチゴ園と比べると若干割高ですが、スタッフの対応や園のサービス等を考慮すると十分な満足感を得られるはずです!

せっかく予約するなら、連休開始の辺りを狙って行くと、大きくて甘いイチゴを堪能できるでしょう。

じゃらんから予約をするとポイントもたまってお得なので、「イチゴ狩り」以外にも「ぶどう」、「梨」などの果物狩りにいく際は、ぜひ活用してみてください!

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