メンタル

「つらい」を一瞬で消す!ストレスを受けたときの対処法

趣味や好きなスポーツで息抜きできる人は、仕事や人間関係のストレスもそこまで深刻にはならないはず。

一方で、忙しくて自分の時間が取れない人や、特に趣味もない人だと「食べることがストレス発散」という人も多いのではないでしょうか?

食べることをストレス発散にしている人は、逆にストレスをため込む結果を招いてしまいます。

ストレスをなくすことは難しくても、ストレスとうまく付き合っていくことができると「つらい」という気持ちは一瞬で消すことができるようになります。

ストレスを受けたときの対処法を学べる一冊

仕事、家庭、育児など、人間関係のストレスを抱えている人は多いのではないでしょうか?

日本人は努力や忍耐が美徳と言われ、やる気がないのは気合いが足りない証拠だと言われてきた世代の方もいるでしょう。

しかし、決して怠けているわけではなく、むしろ頑張りすぎの人が多いことが周りを見渡しても感じるはずです。

一昔前は年功序列や終身雇用が当たり前で、少しぐらい嫌なことがあっても働き続ければ退職金がもらえて、年金暮らしができるという明るい未来が待っていました。

ところが現代社会を見ると、どうでしょうか?

大企業でもこの先どうなるかわからず、給料も不安定で住宅ローンや子供の教育資金などが払えるか不安を抱えている方も多いでしょう。

そんな悩みを抱えている中で、様々な人たちと付き合っていかなければいけないのは大変。

今回紹介するのは、インプットよりアウトプットが大事だった!学習効果を高める3つのポイント!でも紹介した、『学びを結果に変えるアウトプット大全』の著者である樺沢紫苑さんの書籍『人生うまくいく人の感情リセット術』です。

ストレスと闘うのではなく受け流す

ストレスと「闘う」ことは体に力が入るということ。

力が入ると体が緊張して筋肉が硬くなるため血流が悪くなり、内臓の動きも悪くなる。

特に、肝臓は怒りに影響されやすい臓器といわれているため、怒ってストレスを発散しているつもりが自分自身を攻撃しているということになります。

肝臓はエネルギーを貯蔵する役割があるため、肝臓の働きが悪くなるとホルモンバランスの崩れから「もっと食べろ!」と脳が命令を出し、やがて肥満への下り坂を転がり落ちてしまうでしょう。

間違ったダイエットが肥満を招く!頑張っても痩せない人への3つのアドバイスでも「ホルモンバランスの乱れが肥満を招く」と書きましたが、感情や気分もホルモンの変化だと著書では書かれています。

近年の脳科学研究によって、「感情」や「気分」は物質に還元されることがわかってきました。つまり、「心」の変化だと思われていたことが、実は脳内物質やホルモンの増減であると解明されています。

言い換えると、「苦しい」や「楽しい」といった感情は、脳内物質、ホルモンの変化に過ぎないのです。

引用元:人生うまくいく人の感情リセット術 著者 樺沢紫苑

引用からも、苦しいことばかり考えるとストレスが増加することがわかります。

逆に、楽しいことを考えるようにすると、ストレスが減っていくともいえるでしょう。

「つらいのに楽しいことを考えるのなんて無理だ!」と反論したい気持ちは痛いほどわかります。

ストレスの原因を変えたりなくしたりするのは、限りなく不可能。

しかし、ストレスを受けているという事実を変えるのではなく反応を変えることは可能です。

そこで今回は、『人生うまくいく人の感情リセット術』からストレスとうまく付き合う方法を3つ紹介していきます。

1.ストレスから離れる

なぜ、ストレスがストレスになるのでしょうか?

それは「自分でコントロールできないから」です。

ストレスをため込みやすい人は、「相手を変えようと頑張っているのに変わってくれない」と考えることが多いのではないでしょうか?

相手を変えようと努力しても、変わってくれることはほとんどありません。

むしろ、頑張れば頑張るほどストレスはたまっていきます。

過去と他人は変えられない。

しかし、今ここから始まる未来と自分は変えられる。

(心理学者 エリック・バーン)

引用元:人生うまくいく人の感情リセット術 著者 樺沢紫苑

エネルギーは高いところから低いところへと流れていくといわれているため、ストレスを受けている人が弱っていると、ストレスをかける側の影響を受けやすくなってしまいます。

だから相手のことは良い意味で諦めて、自分はどうしたいのかだけに集中する。

ストレスを感じたら、ストレスの原因から少し距離をおくのが最善策です。

それでも「距離を置くのは現実的に難しい」と考える人もいるでしょう。

そんなときは、相手のいいところを10個書き出してみるのがおすすめです。

私もサラリーマン時代に苦手な上司がいましたが、上司のいいところを意識するようになってから接し方が変わりました。

それまでは「常に不機嫌で忙しそうなので近づきにくい」上司だったのですが、あるきっかけでいろいろと話を聞いてみると「意外にも人情味があって教えたがり」なことに気づいたんですね。

そして「上司もずっとストレスで悩まされていて体調が良くなかった」ことが、不機嫌そうに見えた原因だったのです。

相手の事情がわかれば、「自分に対して怒っていたわけじゃないんだ」と理解できるようになります。

部下にストレスを与えているように見えた上司も、実はストレスで苦しんでいたという事実を知って、コミュニケーションをとって理解し合うことが大切だと実感しました。

2.自分に適度なストレスをかけて強くなる

人間は適度なストレスがかからないと弱っていきます。

例えば、宇宙飛行士が宇宙から帰還した後は、しばらくは歩くことが難しいんだそうです。

なぜ歩行が困難になるかというと、無重力状態の中で生活していると筋力低下や平衡感覚がなくなってしまうことが原因だといわれています。

地球上では常に重力という「ストレス」がかかっていますから、ストレスがゼロになると体が衰えてしまうのでしょう。

高齢者の寝たきりや転倒による骨折も同じで、体に負荷をかけなくなると衰えていくスピードも速まっていきます。

どんなスポーツもそうですが、適度な負荷をかけると脳は「気持ちいい」と感じる脳内物質を出すといわれています。

わかりやすいのが、ランニング中に起こるランニングハイ。

人によってまちまちですが、ある距離までは苦しいけれど急に心地良い感覚に包まれる。

このままどこまでも走り続けたいという幸福感が、ランニングハイと呼ばれています。

これは、苦しいという感情の後に出る「ドーパミン」という幸福物質の影響だといわれています。

つまり、適度なストレス(運動)をかけることで、脳がリフレッシュされて前向きになれるということ。

また適度な運動をすると成長ホルモンも分泌されるため、体内のエネルギー循環が良くなり、ホルモンバランスが整っていきます。

運動も「やらされる」のは非常にストレスになりますが、自分から「楽しい」と思える運動からやってみるのがおすすめ。

時間がない人は、週に2~3回、1日5分の運動から初めてみるといいですよ!

また、スポーツを体験できるイベントやスクールに参加して「楽しい」と感じたものをやってみると、趣味を通じた仲間ができてストレス発散につながります。

3.ストレスを表現する

ストレスをためない簡単な方法は、「ストレスを受けたらすぐに吐き出すこと」です。

一番手っ取り早いのは、信頼できる友人や家族に相談すること。

つらい気持ちを親身に聞いてもらえるだけで、何だかすっきりした気分になるはず。

著書内にも以下のように書かれています。

阪神淡路大震災では、相手がプロのカウンセラーではない、ボランティアであっても、話を聞いてもらった被災者のグループでは、PTSD(外傷後ストレス障害)の発症率の低下が認められたというデータがあります。

引用元:人生うまくいく人の感情リセット術 著者 樺沢紫苑

引用でもあるように、聞いてもらえるだけで安心感が得られるのは間違いありません。

しかし、相談したくてもできないという人もいるでしょう。

そんなときは「3行ポジティブ日記」がおすすめだと著者の樺沢先生もおっしゃっています。

ストレスで頭がいっぱいのときに「楽しいこと」を思い浮かべるのは至難の業。

しかし「その日にあった良いこと」を3つだけ探して書いてみると、意外に見つかるものです。

最初はなかなか書けないかもしれませんが、毎日書くことを習慣にしていくと良いことってたくさん転がっていることに気づくでしょう。

私も25歳の頃から日記を書くようになり、「良かったこと」や「できたこと」を箇条書きするようになってからは、物事の良い面を見るクセがついてきました。

頭の中で考えているだけだと「主観」で考えてしまいますが、一度紙に書くと「客観的」に物事を見つめることができるため、自信にもつながってくるはずです。

「つらい」を一瞬で消すのは意外とカンタン

著者の樺沢先生は「のれんのように生きることが大切だ」とおっしゃっています。

コミュニケーションがうまい人は、相手との距離を上手にとり、相手が心地良くなるような接し方ができています。

一方でコミュニケーションが苦手な人は、人との交流をできるだけ避けたり思い切りぶつかったりして失敗してしまう。

力と力が思い切りぶつかり合えば、お互い大ケガをしてしまうでしょう。

しかし相手の力が強くても、上手に受け止めて受け流す方法を覚えたら鬼に金棒です。

地球の重力と同じで、ストレス自体をなくすことはできません。

ストレスをうまくかわして違う視点から見ることが重要だと教えてくれる1冊でした。

「ストレスに耐えきれずに爆発しそう」という人は、以下の記事がおすすめです。

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