メンタル

その教え方、興味を奪ってませんか?ある程度の時期までは見守ることが大事

子供や部下に対して、勉強やスポーツ、仕事など、できない姿を見ると教えたくなりませんか?

「これはこうやればいいんだよ!」「このやり方は間違ってるよ!」と相手のためにアドバイスしているつもりでも、何か腑に落ちない表情をされることもあるはず。

教えた通りにやればうまくいくかもしれませんが、自分で考えてやり遂げるという興味を奪ってしまうことも。

親や上司としてはもどかしくても、ある程度の時期までは見守ることが大事なんです。

教え方次第では興味を奪ってしまう

みなさんは、慣性の法則って覚えてますか?

簡単に説明すると「止まっている物体は止まり続け、進んでいる物体はそのままのスピードで進み続ける」という法則のことです。

地面の摩擦や空気抵抗、重力があるので、物体が同じスピードで進み続けることはありません。

特に、止まっている物体が進み出すのには大きな力が必要なんです。

これを日常生活に当てはめると、私達にかかっている抵抗は「不安・他人の評価・プレッシャー」などがありますね。

このように周りからの視線を感じるほどに、勉強、スポーツ、仕事をするにあたってなかなか前に進めないというのは往々にしてあります。

なので、スピードに乗るまでがとても重要

せっかくスピードに乗ってきたところでアドバイスをしてしまうのは、急ブレーキをかけて止まれと言うようなものです。

明らかに周りに迷惑をかける、または暴走しているような状態であれば、上手に交通整理をしてあげる必要があるでしょう。

しかし、せっかく目標に向かってスピードに乗っているのであれば、温かく見守ってあげることも必要だと思います。

興味を奪ってしまう教え方とは?

当ブログ『上達が早い人と遅い人の決定的な違いとは?才能の問題ではなかった』では、上達が早い人に共通することは「いかに楽しさを早く見出すか」だと書きました。

人が車だとすると、楽しさは燃料だといえます。

目標に向かって走り続けるには、いかに楽しさという燃料を切らさないように走り、燃料が切れる前に楽しさを補給することが大切。

親や上司がやるべきことは、子供や部下が燃料切れを起こす前に、絶妙なタイミングで燃料補給をしてあげることです。

しかし、燃料を入れることを後回しにして、「さぁ走れ!」「早く止まって!」「そっちの道じゃない!」と言ってしまうことってありませんか?

現代社会では、「目的地に向かうために車を運転する」というのが主流になりました。

目的地に早く着いて楽しむのも素晴らしいことですが、

車というのは本来「走ることを楽しむ」という目的もあったはずです。

せっかくの個性を無視して安全機能を増やしていくと、

目的地に向かう楽しさや自分で運転することの喜びを忘れてしまいがち。

ここはひとつ、助手席に乗ったつもりで運転を見守ってみてはいかがでしょうか?

興味さえ見つかれば勝手に進んでいく

車の免許を取ってすぐの時は、スピードを出すことに少なからず恐怖心があるはずです。

交通の流れにうまく乗れなかったり、道を間違ったりすることも多いでしょう。

緊張しながらも何度も挑戦して、間違いながら道を覚えていくことで、少しずつ運転が上達していきます。

ところが、「あなたは下手くそだから車に乗らないで!」と車を取り上げてしまったら、上達する可能性はゼロになります。

実際に車を運転する際は、公道で運転できるようにもう一度、自動車教習所で講習を受けるなり何かしらする必要があるでしょう。

しかし、勉強やスポーツ、仕事などで失敗したくらいで大事故になる可能性は、ほとんどないのではないでしょうか?

むしろ、失敗をするほど成長できる気がします。

つまり、楽しさという燃料を見つけるのに簡単な方法は、「成功体験を積ませること」です。

大きな成功ではなくても、小さいことでも「できた!」という経験が次第に楽しさという燃料に変化していく。

最初は親や上司が「燃料の入れ方」を教えて、

次第に自分の力で「燃料を作っていく方法」に気づいていくように見守りましょう。

小さい頃に厳しい指導を受けていた世代の人は、「厳しい指導が人を育てる」と信じて、後世に接しているかもしれません。

しかし、「厳しい中でもやらざるを得なかった時代」では義務感が燃料になっても、

「選択肢が増えた現代社会」では必ずしも義務感が燃料にならないというのが現実です。

この時代の変化を理解できていないと、未来を作っていく若者の可能性を潰すことになりかねません。

急かさず見守れば興味は自然と湧いてくる

「結果を早く出して欲しい」という一心でアドバイスをすることは、必ずしも本人のためになるわけではありません。

すぐに目的地に着けたとしても、そこまでの道のりで得たものが何もなければ次につながらないということも。

まずは、失敗してもいいから子供や部下のやり方を見守ってあげることです。

本人の気付きが多ければ多いほど、あなたのアドバイスも心に響くのではないでしょうか?

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

フォローする
こちらの記事もおすすめ!