コミュニケーション

話し方を磨く前に、聞く技術を学んだ方がいい理由とは?

話し方やスピーチの技術など、伝える技術を磨きたいという人は多いと思います。

一方で、話の聞き方を意識している人って少ないのではないでしょうか。

話し方がうまくなりたい人は、先に聞く技術を学んだ方が上達は早まります。

話し方より聞く技術を学んだ方がいい理由

「あの人みたいにうまく話せるようになったらいいのに」

と、思ったことがある人は多いでしょう。

しかし、話し方やスピーチに関する本を読んで実践しようとしてもうまくいかない。

「自分は才能がないからダメなんだ…」と諦めてしまった人もいるはず。

結論から言うと、

「話を聞く人、スピーチを聞く人の気持ちを理解しなければ、話し方は上達しない」

ということです。

少し考えてみてください。

「生活していて一番つらいと思うことはなんですか?」

お金がない、仕事が休めないなど、人それぞれだと思いますが、

私が一番つらいと思うことでパッと思い浮かんだのは、

「話を聞いてもらえないこと、無視されること」です。

だから、どんなに話し方やスピーチに関するノウハウを身につけても、

話を聞いてもらえなかったり、反応が薄かったりすると、

「やっぱ才能がないからダメなんだな…」となってしまう。

話し方やスピーチがうまくなりたいと思ったら、

まず「話を聞く人の視点に立ってみる」ことが必要です。

当記事では、

「聞く技術を学ぶことが重要なのはわかった。でも具体的にどうすればいいの?」

と思った人のために、「話し方を磨く聞き方のコツ」を3つ紹介します。

1.相手のことを聞く

話す側は自分のことを話したいと思うのは当然ですが、

聞く方も「自分のことを話したい」という思考に陥りがちです。

相手の話を聞いているはずが、「待ってました!」と言わんばかりに相手の話題をかっさらってしまう。

経験ありませんか?

例えば、以下のような会話。

Aさん:「週末、長野に旅行に行ってきたんですよ」

Bさん:「へ~そうなんですか。私、長野には行ったことないですね」

Aさん:「・・・」

Aさんはおそらく、長野に旅行に行って楽しかったことをBさんに話したかったのでしょう。

Bさんが「長野に行ったことがあるか、ないか」を聞きたかったわけじゃありません。

私は幼少の頃から口ベタ・人見知りだったので、話し方やスピーチを学ぼうと話し方教室に通ったり本を読み漁ったりしましたが、当時を振り返ってみると、

「どうやって自己を主張するかというテクニック」ばかり追い求めていました。

次第に「何を話せばいいんだろう?」という「私は私は星人」になっていき、

知識は身についても、コミュニケーションが成立していなかったんですね。

私は私は星人から地球人に戻るためには、「相手のことを聞く」のが重要です。

先程の例にあった会話と比べてみてください。

Aさん:「週末、長野に旅行に行ってきたんですよ」

Bさん:「いいですね~!長野のどちらまで行かれたんですか?」

Aさん:「実は初めて松本城を見に行ってきたんですよ~」

どうでしょうか。

AさんはBさんが興味を持ってくれたのが嬉しくなって、旅の思い出を語り出すはずです。

2.相手が話したいことを聞く

「私は…」ではなく「あなたは…」という聞き方ができるようになっても、

会話が続かないという悩みはつきものです。

Aさん:「週末、長野に旅行に行ってきたんですよ」

Bさん:「いいですね~!長野のどちらまで行かれたんですか?」

Aさん:「実は初めて松本城を見に行ってきたんですよ~」

Bさん:「へ~、混んでませんでしたか?」

Aさん:「混んでたけど、一度は見に行くべきだよ!」

Bさん:「そうですか、今度行ってみますね」

Aさん:「・・・」

私も昔はやってしまいがちだったのですが、

「どれくらい時間がかかったのか?」

「どれくらいの金額で行けるのか?」

という質問ばかりして会話が続きませんでした。

確かに所要時間や金額は、本当に松本城に行きたくなったら必要な情報だとしても、

最初に聞くべき質問ではない気がします。

Aさんは、桜を見るために行ったのかもしれませんし、

元々お城巡りが好きで、天守の迫力に興奮してBさんに話したかったのかもしれません。

そんなAさんに気持ちよく話してもらうために、とても便利なフレーズがあります。

Aさん:「週末、長野に旅行に行ってきたんですよ」

Bさん:「いいですね~!長野のどちらまで行かれたんですか?」

Aさん:「実は初めて松本城を見に行ってきたんですよ~」

Bさん:「そうなんですか!松本城に行こうと思ったきっかけは何だったんですか?」

Aさんが行動しようと思ったきっかけを聞くことで、

「Aさんが興味のあること、価値観」などを話してくれるようになります。

3.沈黙を恐れずに聞く

話を聞いてもらえなかったり反応が薄かったりするのは話し手側も苦痛ですが、

それ以上に聞き手側に回っていると、

「沈黙が怖いから何か話さなきゃ…」と感じる人も多いはず。

沈黙するのは聞き手が「気まずいな…何か聞かなきゃ」と思っているのと同じで、

話し手も「気まずいな…何を話そうかな」と必死に考えています。

よほど相手に失礼なことを言わない限り、意図的に話さなくなることはないでしょう。

そこは安心して、一緒に沈黙の時間を楽しんでしまうのがおすすめです。

「でも沈黙すると会話を再開するきっかけがつかめなくて…」という人は、

沈黙してしまう理由を知っておくと気持ちが楽になります。

・興味関心のアンテナがずれている

・会話のリズムが合わない

・話したいことを整理している

どちらかというと、

「自分のことを話したい」と考えている時に沈黙は起こりやすいといえます。

逆に、

「Aさんはどうして松本城に行ったんだろう?」

「Aさんは何でお城が好きなんだろう?」

と考えると、聞いてみたいことが溢れ出してくるので沈黙になりにくいんですよね。

お互いが話を再開するきっかけがつかめないということは、相手も何を話そうかで頭がいっぱいだということ。

それなら一緒に相手のことを考えて話題を振ってみませんか?

まとめ

「話し方を磨く聞き方のコツ」をまとめると、以下のようになります。

①相手のことを聞く

②相手が話したいことを聞く

③沈黙を恐れずに聞く

話を聞く人の視点に立ってみると、聞く力が磨かれてきます。

すると、話しかけるタイミングや話題の振り方を意識できるようになり、

話し方やスピーチに関するノウハウを活用できるようになります

どんなに流暢に話せたり面白いネタを持っていたりしても、

聞く人が理解できないと会話は成り立ちません。

相手の思考スピードやクセに合わせた話し方ができるからこそ、

「話し上手」と呼ばれるんですよね。

話し上手になりたい人は、聞き上手になることから。

ぜひチャレンジしてみてください!

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