メンタル

三日坊主を改善するには?習慣化するには毎日続けようとしないこと

何か新しいことを始めても、三日坊主で終わってしまうという悩みはつきものですよね。

最初はやる気満々でも、つい休んでしまうとやらなくなってしまうことって多くないですか?

そこで「あぁ、また三日坊主になってしまった」と自分を責めるのは、ちょっと待ってください!

三日坊主になるのは仕方がない

人は自分の体を守るために、ホメオスタシス(恒常性維持機能)という「環境が変化しても体の状態を一定に保とうとする働き」を持っています。

この働きによって体温が上がった時は汗をかき、膝を擦りむいた時に傷口を治すなどの作業を無意識のうちに行うことができるんですね。

ホメオスタシスは便利な機能のようですが、新しいことを始めるとなると足を引っ張ってしまいます。

原始時代を考えてみると、「新しい環境に行く」ということは「自分を危険に晒す」という意味でもあるので、できるだけエネルギーを温存しなければなりません。

いざという時に獲物を追いかけたり逃げたりするために、ホメオスタシスによって自分を守っていたといえるでしょう。

このように命がけの環境下でホメオスタシスは大活躍しますが、現代社会となると厄介になってきます。

丸腰で社会に放り出されても、命まで取られることはありません。

しかし大きなストレスにさらされてしまい、ホメオスタシスの働きで体中に疲れが入って疲れやすくなったり、飢餓状態だと体が錯覚してエネルギーを溜め込んでしまいます。

すると心身の疲れのせいでやる気が出なくなったり、お腹まわりの贅肉がついてきたりするでしょう。

「このままじゃまずい!」と思い立って運動を始めると最初は変化が出るものの、次第にホメオスタシスの影響によって「なんか面倒くさい」と行動にブレーキがかかって始める前の状態に引き戻されてしまうんですね。

ここで結論を言うと、ホメオスタシスの仕組みを理解しておくことが三日坊主を防ぐカギなんです。

三日坊主を改善するにはできる範囲でやること

「このままじゃまずい!」と思い立って運動を始める時、まずは目標を立てますよね?

「1ヶ月後の健康診断に引っかからないように」とか「3ヶ月で20kg痩せる」など、いろいろあるでしょう。

このように目標を立てるのは大切でも、ハードルを上げすぎると必ずといっていいほど失敗します。

例えば、私は昔「あるお婆さんがバス停の位置を数ミリずつ動かして、数年後に自宅の前まで移動させた」みたいなお話を耳にしました。

「毎日バス停を動かす労力を使うくらいなら、ちょっと早起きする努力をした方が簡単なのでは?」と突っ込みたくなりますが、お婆さんは何かのついでに動かしていたのかもしれません。

このお婆さんが一度にバス停を移動させようとしたら、腰を痛めて動けなくなってしまうか、誰かに見つかって注意されるのがオチでしょう。

しかしお婆さんは明確な目標を立てた上で、自分ができることを毎日続けていました。

このお話は褒められたものではありませんが、学ぶべきことはたくさんあります。

三日坊主を改善するには毎日やろうとしないこと

ダイエットに挑戦した人はわかると思いますが、食事制限をしながら運動すると全く体重が減らなくなる時期がきます。

これは停滞期といわれていて、体が「飢餓状態だ!」と錯覚することでホメオスタシスが働いている状態です。

「何で体重が減らないの?」と頭を抱えてしまい、極端に食事量を減らしたり運動量を増やしたりすると続きません。

人間、無理をすると反動が来るんですよね。

「辛いときこそ歯を食いしばって頑張らなきゃ!」と思うかもしれませんが、「それ、毎日できる?」と自分の胸に手を当てて聞いてみてください。

こんなことを言う人はあまりいないと思いますが、「あえてやめてみる」のも一つの手です。

「三日坊主を改善する方法を知りたいのに、やめろとはふざけてるのか」と反論が来そうですが、ここはいったん冷静に考えてみましょう。

人が習慣にしていることとは、どんなことでしょうか?

私が考えられるだけで、いくつか挙げてみますね。

  • もう当たり前になっている
  • やっていて楽しい
  • やっていて気持ちがいい
  • やらないと気持ちが悪い

「もう当たり前になっている」は理想ですが、元を辿ると他の3つが繰り返された結果のような気がしませんか?

子供の頃、歯磨きが嫌いだった人は結構いるでしょう。

私も幼少の頃から「きちんと歯を磨けよ!」と父から耳にタコができるくらい言われましたが、親にウソをついて歯磨きをしない日が多かったのを覚えています。

しかし、父が歯槽膿漏で歯が全部抜け落ちてしまったのを目にした時、父の言葉がズーンと肩にのしかかってきました。

気づいたときには1日3回歯を磨くようになってましたね(笑)。

話を戻しますが、人は「本当にまずいぞ!」と感じた時に思考が変わり、行動を起こします。

何かがきっかけで始めたことを意図的にやめてみたとき、「もう一回やりたいな」とか「やらないとダメだ」と思わないということは、今やらなくても支障がないということでしょう。

ただ何となく「早起きが良さそうだから毎朝5時に起きる」よりも、「出勤前にランニングをしたいから毎朝5時に起きる」の方が、習慣化できる確率は上がります。

記録をつけると三日坊主になりにくい

歯磨きをしたかを毎日チェックしている人なんていないと思います。

それは、歯磨きが習慣化しているから。

しかし、よく思い出してみてください。

小学校で「歯磨きチェック表」のようなもの、ありませんでしたか?

私は歯磨きをサボっていたのでよく覚えていませんが、確か日付の欄にシールを貼っていたような気がしました。

やはり習慣化するまでは、歯磨きをきちんとしているかチェック表で監視する必要があるんです。

このときの記録はあてにならないので、別の例で説明しますね(笑)。

私が自衛隊で働いていた時に、「月間で何キロ走ったか」という記録をつける習慣がありました。

その記録表は職場内で掲示され、全員で月間走行距離を競い合っていたのです。

私は幼少の頃に運動が大嫌いで、特に持久走大会になると憂うつな気分になりました。

スタートしてから人がいなくなったタイミングで田んぼの土手の下に隠れ、みんなが走り終わったのを見計らってゴールしていたのです。

そんな運動嫌いの私が友人からの誘いで自衛隊に入ったのですが、さすがにズルはできません。

連帯責任でみんなに迷惑をかけてしまうので、必死で頑張るしかありませんでした。

しかし、同期たちと毎日一緒に走っているうちに走ることが楽しくなり、気がついたら毎日10キロ近く走るようになっていったのです。

そこから自衛隊内の駅伝大会などを経験して、ランニングにハマっていきました。

この時も、「毎日何キロ走ったか」を記録していたんですね。

最初は自分が走った距離が増えていくことが楽しくてしょうがなかったのですが、次第に「職場内で一番多く走ること」にやりがいを持ち始めました。

このように、自分の成長が視覚化されるとやる気が出ます。

そして、重要なことは「事実を記録すること」です。

私の小学校時代のように、先生のご機嫌を取るために歯磨きをしていないのにシールを貼ってはいけません。

シールを貼らないことで「まずいぞ」と感じることが、次の行動につながっていきます。

三日坊主になることで何が大事かがわかる

当記事でお伝えしたかったのは、「三日坊主を改善するより、三日坊主から何をすべきかを知る」ということです。

新しいことを始める時は、何かきっかけがあったはず。

マンネリ化して三日坊主になった時こそ、「何で始めようと思ったのか」を振り返ってみましょう。

最後に川柳を一つ。

「三日坊主 10回続けりゃ 一ヶ月」

「何で始めようと思ったのか」を思い出そうとしても、記録に残しておかないと記憶が曖昧になります。

そんな時のために、日記を書いておくのがおすすめですよ!

書き方は、以下の記事を参考にしていただけたら嬉しいです。

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